2008年08月21日

第7話その2 正体

 アリスが蘭華の傍に駆け寄ると先ほどアリスを助けたアサシンクロスが声をかけてきた。

「戦闘経験が浅いならもう少し気を引き締めろ。先ほどから注意散漫だ。自己さえ守れないようなら最初から戦闘に参加するな。」
「そういわないで下さい。私が連れてきちゃったんですから。」

 アリスが反論する前に表情とは裏腹な穏やかな声で蘭華が間に入った。
 そう言われた男は渋々といった形ではあったが戦闘に戻っていった。


「アリス、気にしてはダメよ?あの人、あぁなると性格変わっちゃうのよ」

 敵を一人切り捨てた所でアリスへ向き直り困ったように微笑んだ。
 アリスも多少不快な思いはしたが、本当のことでもあるので「気にしてません」と答えた。
 それを聞いた蘭華はまた困ったように微笑み戦線へと視線を向ける。

「テロと見てよさそうだけれど・・・貴方狙いの通り魔であれば・・・こんなに派手にはならないはずだもの。」
「あ・・・だから俺を傍に置いておいたんですね・・・何があっても守れるように・・・」
「そうよ?だって、もし、これがそのための襲撃であったなら大変だもの。ギルドで一番強い私が守るのは当然でしょう?」

 一番強い・・・。
 アリスは気の遠くなるような気がした。
 蘭華はギルドの中で一番強い・・・。
 はっきり言って思いたくない事実だった。

「でも、やっぱり心配だったのね。綾兎さんまであんな風に戦ってくれてるんだもの。」

 アリスが治療して回っているプリーストの集団に目を移すとそこに綾兎の姿が見当たらない。
 蘭華の言葉に首を傾げるとクスクスと笑って指でいる方角を示した。
 その方向を見ると先ほどの嫌味を言ってきたアサクロしかいない。アリスは混乱してきた。

「・・・え?」
「綾兎さん」

 語尾にハートマークさえ付いていそうな呼び方だった。

「アサクロに見えるんですが?」
「そうよ?綾兎さん、昔はちょっと有名なアサクロだったのよ?」

 「ちょっとどころじゃないがな」なんて横をすり抜けて戦線へ走っていったのはイリヤ。
 それにブレア。
 どうやら前線に負傷者がいるらしい。
 すれ違うときにブレアに頑張れなんて声をかけられてかなり浮かれてしまっている自分がいた。
 現金な人間である。

「さぁ、もうすぐ殲滅。名誉挽回の為に頑張ってね!」

 それだけ言うと斧を構えなおし、前線に走って行った。
 アリスも気合を入れなおし、蘭華の背を追って前線へ向かった。


〜あとがき〜
 書きたいことが書けていませんね・・・おかしいな・・・
 もうちょいシリアス入れようとしてるのに・・・?
 力量不足です・・・
 次こそは戦闘シーンを書きたいと思います。

 アサクロの正体。
 綾兎でした☆気付いていらした方いらっしゃいますか?
 綾兎のまぁ、ゲームで言う別キャラにあたるわけですね。
 
 それでは、今日はこれでw
posted by 姉 at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説本編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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