2008年06月15日

第5話 自己紹介

 はい、語り、戻りまして俺、アリスフィア=クルーニーがお送りいたします。

 俺は現在ゲフェンという街にいます。
 今まではモロクとかフェイヨンとかプロンテラとかアルベルタとかにしか行ったことがないから、物珍しくてキョロキョロと辺りを見渡してしまう。
 そして、俺はADAGIOの本部?という、マスターの自宅に向かっていた。
 ここに来る前、モロクで一悶着というかなんと言うか、ギルドメンバー?家族?そんなやりとりを目にしてしまった俺。

「綾兎さん、この子がアリスフィア君。」
「初めまして、ADAGIO副マスターの天篠綾兎と言います。」

 ニッコリ微笑み手を差し出してきた彼の手を「よろしく・・・」と言いながら握り返すが、思っていることはやっぱり綺麗な人だなぁということだった。
 このギルドって、もしかして美形の集まり?
 俺って場違いじゃね?

「かわいいでしょう?」
「そうですね」

 和やかーにお話しているマスター達に思わず俺はツッコミを入れそうになってしまったが、ブレアさんに、「天然だ。触るな。」なんていわれたのでツッコミも入れずにおとなしくしています。

『お?新しいの入ってんじゃん』

 突然エンブレムから聞こえてきた声。
 俺はびっくりしてエンブレムを凝視してしまった。
 それを見たブレアさんは腹を抱えて笑っているし、マスターも副マスもあったかい目で俺を見ていた(かなり恥ずかしかったんだよな・・・)

『おはよう、アスト』
『はよーさん。んで、新入りさんはこっちに来てから紹介してくれんの?』
『えぇ。もうすぐ帰りましから、ティオとイリヤ君、起こして待っていて下さい。』

 俺がボケーっとその会話を聞いているとブレアさんに現実に引き戻されて「ギルド会話だ」って教えてもらった。
 『ギルド会話』?『家族会話』の間違いじゃ・・・
 なんでも、このギルド会話はエンブレムを身につけている者にしか聞こえないんだとか・・・。
 パーティー会話と同じ仕組みなんだな、と理解すると、先ほどビビってしまった自分が本当に恥ずかしくなった。
 その後、副マスの出してくれたポータルに乗ってゲフェンに向かった。(人生初のポタは凄くワクワクしました)

「ただいまー」
「おかえりなさーい!」

 マスターが家らしき立派な建物の扉を開き、声をかけると、置くの方からチマイモノがチョコチョコと走ってきてマスターに抱きついた。
 それを受け止めるマスター。副マスもその子供の頭を撫でている。
 「食堂へ」と促され、そちらの方に向かう。
 ブレアさんもその子供の頭をすれ違い様にグリグリと撫でていた。
 その子供は今度は俺に視線を向けると無邪気に笑って「早く!」などと言って俺の手を引いていった。

「みんな、おはよう」
『おはよう』

 マスターが席について朝の挨拶をするとばらつきはあるもののみんな朝の挨拶を交わしていく。

「さて、自己紹介でもしましょうか。アリスフィアさん、どうぞ。」

 マスターに促され、

「アリスフィア=クルーニーです。今日からお世話になります。アリスって呼んでください。あ、ちなみに騎士になって本当に間もないです。至らないとは思いますが、ヨロシクお願いします」
「ははっ、誰でも最初は至らないさ。俺はアストリア=リスクール。ご覧の通りガンスリンガーだ。アストって呼んでくれ。」
「ボクはティオ!えとね、マジシャンだよ!得意なのは氷系だよ。孤児だったんだけど、副マスターに拾ってもらってここにいまーす」

 ティオって孤児だったんだ・・・。
 アストは・・・なんていうか、頼れる兄貴分だよね・・・。
 これで全部かな?と思って回りを少し見ていると、扉が再び開いた。

「俺からの自己紹介なぞ、今更必要はないだろう?」

 扉の置くからやってきたのは俺の憧れの対象で先輩のイリヤ=クインシーだった。
 俺は一瞬驚いてしまったが、ふと、そういえば、この人もADAGIOのエンブレムつけてたっけなぁと、今更ながらに思い出した。
 モロクにいたときのギルド会話にだってイリヤさんの名前が出てきていたのに・・・俺、別人だって断定してた・・・
 ほんと、俺って救いようのない馬鹿なんだな・・・(泣くのやめた。遠くを見てよう)

「これでこのADAGIOのメンバーは全員よ。これからは家族同然ですごすんだから、敬語は無しで。部屋はブレアと同室でかまわないかしら?」
「俺はかまわない。」
「あ、俺もいいです。」
「お部屋に案内してあげて。これからご飯仕度するから、シャワー浴びなおすなり着替えるなりして待っててちょうだいね?ティオー、お手伝いできるかなー?」
「できるよ!」

 マスターは言い終えるとそのまま厨房らしきほうへ向かい姿をけした。
 ブレアさんに小突かれ「付いて来い」といわれたので、後に続いて歩き出す。
 俺、今日からここでやってくんだなぁ。
 としみじみ思う反面、挫折しそうだなぁとかいう思いも少しあったりする。

 とりあえず、今回の収穫情報。
 ADAGIO、美形集団です。



〜あとがき〜
 おはようございます^^
 姉です。

 今回は自己紹介しかしてませんが、
 ながったらしくなっちゃうので一旦きっちゃいました。
 次の話あたりで少し進展させようかな〜と思っております。
 視点もアリスからマスターかイリヤ、もしくはブレア辺りに変えてのお送りになると思います。

 時間ができれば、夜にでも更新したいとは思うのですが、ちょっと微妙かな〜と思いますので、断言はせずにおきます^^;

 それでは、また夜に会うかもしれませんが、この辺で〜
posted by 姉 at 07:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説本編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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