2008年06月14日

第4話 始まりの朝

 皆様、お初にお目にかかります。
 私は天篠綾兎と申します。
 今回の語りは私がさせていただくこととなりました。よろしくお願い致します。

 モロクの早朝。
 私はギルドメンバーからのWisによって目を覚ましました。
 相手はブレア=アストール。
 内容はすぐにモロクまで来て欲しいとのことでした。
 先日、騎士団より依頼を受け、その仕事をしているブレアからの連絡ということは仕事絡みということで間違いないでしょう。
 私は隣に眠っている妻(こういう表現は照れてしまいますね)の蘭華を起こさないように体を起こすと、着慣れた法衣を身にまとう。
 プリーストの中でも選ばれた者しか身につけることのできない白の法衣。ハイプリーストの称号を頂いてから随分な月日が経つものだと思います。っと、この話はまた今度にしておきましょう。
 ゴソゴソと仕度をしていると蘭華が目を覚ましたようでベッドの上にチョコンッと座りなおしていました。

「あやとさーん・・・?まだ・・・おひしゃまでてないですよー?」

 まだ眠いのか舌が回っていないようです。
 彼女を幼い頃から見ていますが、あまり進歩があるとは言えないです。勿論、私も。

「ブレアから連絡がありました。すぐにモロクに来て欲しいと。」

 そう言うと、事情を察した彼女は眠気が飛んだのか食いついてきた。しかも、心なしかその樗色の瞳はキラキラと輝いていました。


「私も行きたい!」

 彼女はそういうと返事も待たずに自らも仕度を始めた。
 まぁ、私が彼女の願いを無下にするなんて事はないので、構わないのですが。
 仕度をしながら、彼女は私に話しかけてきます。

「綾兎さん、綾兎さん。もし、そのアリスフィアさん?がいいって言ったら、ギルドに入れてもいいかな?」

 とても楽しそうな彼女の声。
 勿論、私がNo.なんて言う筈がありません。「かまいませんよ」と答えると「わぁい」なんて音符でも飛ばしていそうな返事を下さいました。
 これで26にもなるなんて、誰が想像するでしょうか。
 可愛い私の自慢の奥さんです。(え?惚気に決まってるじゃありませんか(黒笑))

「さて、ポータル、出しますよ?」
「はい!」

 ポータルを使用する為に媒介石のブルージェムストーンを取り出す。
 ポータルは協会から認定を受けた人間でなければ使えないスキル。
 元々、プリーストやモンクといった職業に就く人々にはポータル能力というのは備わっているそうですが、過去にそれを乱用し、魔物を都市に送り込んだ愚か者がいたそうです。
 それ以来、きちんとした認定を受けた人間でなければポータルを使うことを許されなくなったそうです。
 その能力も協会でなければ開放できないようになっているそうです。

『ワープポータル・モロク』

 着いた途端に蘭華は宿屋に向かって走り出していました。
 うーん、取り残されてしまいましたね。
 朝日が昇り始めたのを目の端で捕らえながら、蘭華の走っていった方向を眺めていると朝日に照らされながら3人が歩いてくる姿を確認できました。
 蘭華、ブレア、そして、彼が今回のキーワード人物。アリスフィア=クルーニー。
 あの様子だと勧誘にも成功したようです。

「綾兎さーん、お待たせしましたー」

 彼女の声がまだ日の昇りきらないモロクの街に響く。
 ここから、私たちの新しい物語がはじまった。



〜あとがき〜
 日付変更まで起きてたのは久しぶりな姉です☆
 今回は眠さもあったのでちょっと短めにしておきました。
 綾兎さんの視点から書くのがすごく楽しかったです☆
 これからは他の視点からもどんどん書いていきたいと思いますので、こんな小説ではありますが、これからもどうぞ、みにきてくださいね☆

 それではこのへんで^^
 姉でしたー☆
posted by 姉 at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説本編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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