2008年10月07日

番外1 アストリア

 ゲフェンの外れにある『ADAGIO』の本拠地、件マスターの自宅。
 珍しく・・・というわけでもないが、その日は朝からギルドメンバー全員が揃っていた。
 朝食の仕度をしているマスター・天篠 蘭華と、その手伝いをしているイリヤ=クインシー。
 さらに、たまには自分でと名乗りを上げてコーヒーを淹れているサブマスター・天篠 綾兎。
 朝から厨房は賑やかでほんの少しのおしゃべりをしながら調理を楽しんでいた。

「アストはまだ寝ているのかしら?」
「これが終われば私が起こして来るよ」
「アストは寝起きよくないからなぁ・・・俺が行く。」
「そおかい?じゃぁ、お願いしようかな」

 朝食をワゴンでリビングに運び終わる頃、イリヤがアストリア=リスクールの首根っこを掴みあげつれてきた。

「おはよう。今日は紅茶とコーヒー、どっちがいいかしら?」
「・・・こーひー・・・」

 まだ半分寝ぼけているらしいアストに綾兎がコーヒーを淹れたマグカップを渡す。
 つい最近このギルドに入ったアストは一人旅が長かった為かギルドの生活バランスがまだ身に付いていなかった。

 そんなある日。
posted by 姉 at 12:56| Comment(1) | TrackBack(0) | 小説番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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