2008年06月19日

第6話その3 お使いの先で

 それぞれがスキに行動しているお昼前。
 アリスはふと疑問に思っていることを口にした。

「あの、依頼とかってないんですか?」

 アリスの問いかけにリビングのソファ。朝と変わらない位置で本を読んでいた綾兎が答えた。

「今はね。君の護衛依頼が騎士団とイズの皆さんから入っているだけだから、問題はないよ?」

 「そうなんですか」と頷くとテーブルにあるお菓子に手を伸ばす。
 アリスにとっては見たことがないモノ。

「アマツの菓子だと。煎餅とかっていうらしいぞ。」

 手に取ったはいいが、どんなものかわからないものに口をつけるのにはためらいがあった為かたまっていたアリスに声をかけたのは外で遊んでいたからなのか、ティオを首にぶら下げたアストが庭に通じる扉の前にいた。

「美味しいよー♪」

 アストに遊んでもらって上機嫌なティオ。
 厨房から漂ってくる匂いに反応し、アストの首から離れ厨房に駆けていった。
 それから少しすると駆け戻ってくるティオ。
 その手にはお使いリストらしき紙を持っている。

「アリスにーちゃんと一緒にいっておいでって言われたの!行こう!」
「それはいいですね。アリス君、ティオをお願いしますね。」

 ティオに手を引かれるままにアリスは「行ってきます」と一言残してティオと仲良くお使いに出かけた。


「えーと・・・」
posted by 姉 at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説本編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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