2008年06月13日

第3話 ADAGIO

 モロク宿泊の翌朝。
 俺は今まで目覚めてすぐに書類に目を通すなんてこと、経験したことがない。(普段寝起き悪いんだよね、俺)
 
「うわ・・・なんだこれ・・・」

 ベッドの上に散乱している紙を手に取り眺めてみる。
 なにやらわけのわからないことが書かれていて理解できない。
 隣のベッドをみると、真剣な表情で相方のブレア=アストールさんがこの散乱した書類の一部を眺めていた。
 ちょっとの間声をかけるのを躊躇っていると俺が起きたのにようやっと気付いてくれたのか「おはよう」とだけ声を投げかけてくれた。(え?今気付いたの・・・?)

「おはよう・・・ございます・・・」
「例の通り魔事件の書類と新聞記事だ。知り合いから今朝受け取った。」

 ブレアさん、今朝って・・・今朝って・・・まだ日、昇ってませんよ!?

「いよいよだな。」
「何がですか?」

 心の底でのツッコミは俺だけの秘密にしておこう。(皆さんも内緒ですよ?)


「お前だけだよ。」
posted by 姉 at 13:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説本編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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